台風が去って引退の季節が来た [スポーツ]
太平洋上にも台風の卵は存在しない状態で、海水温はまだまだ高い状態が
続いている割には台風に対する今年の備えは終わりつつあるようです。
とは言っても、短期間で勢力が高まって台風になる低気圧の存在は完全に
なくなったわけではありませんので、台風の兆候が出てきたという報道が
あった場合は気を付けなければいけないのは言うまでもないことです。
さて、例年9月も終わりが近付いてくるとプロ野球のレギュラーシーズン
の試合数は10試合以下になってきて、優勝したチームとCSを目指して
最後まで手を抜けないチーム以外では来年以降のチーム編成について現場
とフロントの会議も本格化し始めてくるために、特にチーム成績が不振で
下位に低迷しているチームではベテラン選手を中心に引退の話題が大きく
取り上げられるようになります。
ロッテでは、メジャーリーグから戻ってきた井口資仁内野手の引退試合が
行なわれ、長女が始球式をするなど来年以降は監督として契約することが
確定とされている井口選手を盛り上げるための試合になりました。
また中日ドラゴンズの森野内野手も今年限りでの引退を発表しているため
一軍登録から外れていましたが、現役登録されて代打として試合に出場し
ヒットは打てませんでしたが、観客から大きな拍手を浴びています。
他にも引退を予定している選手は少なくないと思いますが、本人が体力的
技術的な理由で決断するのはともかく、本人はまだまだ現役続行を考えて
いるのに監督のチーム構想から外れたとか、中にはコーチと不仲なために
他球団への移籍か自主的な引退を迫られているというような話もあるので
そういう人は未練があるでしょうね。
個人的に注目しているのはマイアミマーリンズのイチローです。
代打安打の年間メジャー記録の28本まで残り2本になりメジャー記録を
塗り替えることが出来るか、という今年の活躍に関することもありますが
日本のメディアはメジャーリーグでは、もう契約してくれるチームが皆無
になるだろうから来年は日本のプロ野球に復帰する説が書かれ、チームは
日本で所属していたオリックスに復帰か子供の頃からファンだった中日に
入団するという憶測が流れています。
それに対してアメリカのスポーツライターは守備力、打撃力共にメジャー
で通用しないほど衰えているわけでもなく、毎日欠かさないストレッチや
試合に臨む心構えなど若手選手の見本となる存在であるだけに、現役引退
を望むメジャーリーグ関係者はいないという見方を示し、球団売却により
チーム編成が変わることが確実なマーリンズの新経営陣がイチローの年俸
約2億円を高いと見るか安いと見るかによっても去就は変わるでしょう。
新たな記録を毎年更新するイチローを来年も見たいというファンや関係者
も少なくありませんので、またマーリンズと再契約できたらいいな。
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