平尾昌晃さんが肺炎で死去

昭和の時代に演歌でもなく、ポップスでもなく歌謡曲と呼ばれていた歌を
数多く作り出してきた歌謡史の功労者の一人で、作曲家であり、歌手でも
あった平尾昌晃さんが亡くなりました。



平尾昌晃音楽学校の教え子の畑中葉子さんとデュエットしたデビュー曲の
「カナダからの手紙」が大ヒットしましたが、二人でテレビに出ていると
私たち単なるデュエットを唄うだけの関係じゃないのよ、という雰囲気が
とても強く感じられて、平尾昌晃って教え子に手を出すタイプなんだ…と
高校生の私にでも見抜けた気がしました。（真実はわからないけど）

私が小学生から中学生の頃は作曲家というと平尾昌晃さんか都倉俊一さん
の時代だったので、平尾昌晃さんが亡くなったなんて聞くと、本当に昭和
は遠い時代になったんだなぁという気がします。





確かに、天皇陛下が生前退位を希望されて来年か再来年には元号が変わる
なんて話もあるので、子供の頃に大正時代の前が明治時代だったのと同じ
ような感じで新元号の時代になり、その前が平成、その前が昭和だったと
いうことで遠い遠い昔のような感じで、昭和生まれなんて言うとこれから
産まれてくる子にとっては私にとって明治生まれの感覚になるわけです。

時代が変わる節目には時代を代表する人が、その時代を背負ってあの世に
行くというような話も聞いたことがあるなぁ…とも思ったりしましたが、
さすがにウェスタンカーニバルとかロカビリーで活躍していた頃のことは
私が生まれる前のことなのでわかりません。

都倉俊一さんの場合は、亡くなった阿久悠さんとの歌が多かったのですが
平尾昌晃さんは故・山口洋子さんとのコンビで作られた歌が多く、詞と曲
の相性みたいなものがあるんでしょうね。





五木ひろしさんや小柳ルミ子さんのヒット曲を作ったり、音楽学校を主宰
して多くの歌手を育成してきた実績もあるので、そういう功績を考えたら
国民栄誉賞なんて話も出て来るかもしれませんが、国民に対して背信行為
を続けている安倍晋三の人気挽回の道具にされるのも気の毒な気がして、
そういう意味では間の悪い時に亡くなってしまったと思います。

そう言えば故人が国民栄誉賞を受ける時って、大体その時の政権が末期で
人気挽回策の一つとして国民栄誉賞が取り沙汰されている感じがしますが
それもまた一つの時代の節目なのかも知れませんね。

個人的には「必殺シリーズ」の音楽を手掛ける平尾昌晃さんという印象が
とても強いのですが、藤田まことさんも既に鬼籍の人ですから、今までの
作品の中で故人を偲ぶということになります。





まとまりがない文章になってしまいましたが、平尾昌晃さんに関すること
が、いろいろと思い浮かんできてしまって、書き続ければ続けるだけ更に
まとまりそうにありませんので、この記事はここまでにしておきます。

平尾昌晃さんのご冥福をお祈りいたします。

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タグ：カナダからの手紙 ロカビリー 五木ひろし 肺炎 平尾昌晃