砂川啓介さんが癌のため死去 [訃報・追悼]
大山のぶ代さんの夫で、元たいそうのおにいさんだった、砂川啓介さんが
尿管がんのため都内の病院で亡くなりました。
私が生まれる一年前からNHKでたいそうのおにいさんをしていたという
ことになるわけですが、子供の頃の記憶として「おかあさんといっしょ」
の中の着ぐるみキャラクターとして、ブーフーウーという三匹の子豚たち
のコーナー(7歳の時まで続いていますから歌も覚えています)と一緒に
たいそうのおにいさんだった頃の砂川啓介さんの記憶もあります。
砂川啓介さんが大山のぶ代さんと知り合ったのは、おかあさんといっしょ
のブーの声を大山のぶ代さんが担当していたからということのようです。
大山のぶ代さんの認知症を公表した際に、自らが介護する意思を表明して
その後「娘になった妻、のぶ代へ」という本を出版して、二人の間に最初
に出来た子供が死産、次に生まれた長女が三か月で亡くなった後は、寝室
を分けて夫婦の営みが無くなり、その後40年間関係が無くなったことも
告白して、妻ではなく娘となったことを伝えています。
認知症を公表した際には、自分自身も初期の胃がんを手術したことを公表
していましたが、昨年、尿管がんと診断されたものの大山のぶ代さんより
先には死ねないと入退院を繰り返しながら介護を続けていました。
今年になって肺にたまった水を抜くために入院し、退院後も体調が戻らず
自宅で意識不明の状態でマネジャーに発見されたりしていたようですが、
今月、再度入院後、容態が急変して亡くなったそうです。
入院中に大山のぶ代さんは数回、病院に見舞ったようですが看取ることは
出来なかったようで、近親者で行われた通夜・葬儀も欠席していることで
砂川さん(夫)が亡くなったことをどこまで理解しているかはわからない
とのことです。
私も認知症の母親がいますが、1分前のことも忘れていることが多いので
特に最近のことは理解していないかも知れませんね。
心残りはあったかと思いますが、自分自身の体調が悪い中で介護をすると
いうのは人に言えない苦労も多々あったことと思います。
住む場所は変わってしまいますが、ゆっくりと休んでいただきたいです。
大山のぶ代さんの介護は、老人ホームの職員の方々がしっかりとサポート
してくれることでしょう。
忘れることの出来る認知症であることが逆に幸いかもしれません。
娘になった妻、のぶ代へ (双葉文庫) 砂川 啓介 by G-Tools |
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