マクラーレン・ホンダは終わりのようだ [モータースポーツ]
のルイス・ハミルトンが過去最速タイムの1分11秒459で獲得しました。
二位以下には、これまたいつものメンバーが並び三列目までをメルセデス
フェラーリ、レッドブルが占めて、それ以下にはウィリアムズ、フォース
・インディア、ルノーと続いてマクラーレン。ホンダの最上位は12位の
フェルナンド・アロンソ、ストフェル・バンドーンはQ2にも進出できず
16位(8列目スタート)という惨状です。
トップのルイス・ハミルトンとの差はアロンソでも2秒、バンドーンだと
約2.5秒ありますから予選ほどの速さはないとしても一周ごとに2秒の
差をつけられるということですから、30周で周回遅れになります。
フェルナンド・アロンソにはエンジンがホンダでなければ、マクラーレン
は競争的で少なくとも上位の二台(ハミルトンとベッテル)の次に着ける
ことが可能なレベルだと言われる始末で、9月までに勝てなければチーム
に残るつもりはないと最後通告を突きつけられてしまいました。
アロンソが二流のドライバーで勝てない責任は自分持ちな人ならば自分の
ことを棚に上げてという話ですが、初めてのインディ500に出走しても
レースの中盤では一時トップを走った順応性と実力を持ったドライバーな
だけにホンダエンジンのパワーのなさ、信頼性のなさは言い訳の出来ない
レベルにあるということでしょう。
マクラーレンとしてもカナダGPでアップグレードしたエンジンを供給し
上位チームと対等に戦えるスペックを実現すると言っていながら、結局は
アップグレードはなく、バクー(アゼルバイジャン)で投入するといった
出す出す詐欺みたいなことをしていては、エンジンの信頼性だけではなく
ホンダのF1プロジェクト総責任者の長谷川祐介に対するマクラーレンの
信頼さえ失墜するのも致し方なしという状況に見えますし、実際のところ
メルセデス、フェラーリ、ルノーとエンジンの供給についての事前交渉が
行なわれていることを隠していませんから、来年、マクラーレン・ルノー
になるのか、マクラーレン・フェラーリになるのかは不明ですが、ホンダ
でない可能性はとても大きいように思います。
マクラーレンに対して、ドライバーのギャラも含めてホンダが巨額の資金
を投入しているとはいえ、F1の世界でのマクラーレンは優勝経験も豊富
でプライドを捨ててまで資金にこだわるチームでもないですし、戦闘力が
向上すればスポンサーの獲得に苦労するチームでもありませんから、来年
ホンダがパートナーとして契約するのはザウバーとフォース・インディア
になるのではないかと勝手に予想します。
マクラーレン・ホンダは終わり。
チームマクラーレンがそのように結論付けるのは近いと思います。
F1速報 2017年 6/15号 第6戦モナコGP/インディ500特別編集号 | |
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