杉田二郎さん・デビュー50周年

先日、加川良さんが亡くなり、その前にはかまやつひろしさんも亡くなり
私が中学生、高校生の頃に校内合唱大会で歌われていた歌を唄っていた人
たちが７０歳を超えるようになってきました。



私が中学生の頃にはポケットに入るサイズの愛唱歌集みたいなのが全員に
配布されていて、校内合唱大会（合唱部が県大会に出ていた関係もあって
合唱に力を入れていた学校だったのです）では、その歌集の中からクラス
毎に歌う歌を決めることが多く、その大半は北山修さん（精神科医として
活動されていました）が詩を書いた「風」「「戦争を知らない子供たち」
「花嫁」「あの素晴らしい愛をもう一度」など、他には「翼をください」
など、フォーク系の歌が人気でした。

40年ぐらい前は美空ひばりや島倉千代子、北島三郎などの演歌歌手も若く
人気も歌唱力も絶頂の頃だったと思いますが、当時は今のように演歌歌手
もフォーク歌手も良い作品は良いとしてジャンル分けに関係なく歌う人は
ほとんどいなくて、同世代で演歌を聞いているのは何故か野球部の部員の
一部だけだったので、校内合唱大会の各クラスの参加曲として演歌が採用
されて歌われたことはありませんでしたね。

そんな時代の10年ほど前にジローズでデビューしていたのが杉田二郎さん
で、私が中学生の頃には「戦争を知らない子供たち」はプロテストソング
の枠組みを超えて大ヒットし、日本レコード大賞の作詞賞を受賞していて
今のような時代だからこそ今この時に歌われて欲しい歌です。



コンサートの語りの中では、人生の階段を降りてきましたが、また上へと
昇っていきたいということで、まだまだ新しい歌が出来そうな感じです。

最近は加山雄三さんの８０歳のバースディとか、谷村新司さんとバンバン
のばんばひろふみさんが３０年分ぶりにラジオで共演したりと、若くない
世代が頑張っていますので、わたしもそれなりに丸くなることを拒んで、
ラジカルに人生を終えたいなと思ったりします。

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