サモ・ハン・キンポーが来日

若い世代の人は知らないと言うか、主演作の「燃えよデブゴン」の公開が
１９８１年ですからね、小学４年生の時にこの作品を見た人でも４６歳に
なっているわけですからね、４０代の人でも怪しいかも知れないですね。



１９７３年に公開された「燃えよドラゴン」のファーストシーンでパンツ
一枚でブルース・リーと闘っていた頃から考えたら４４年前の話です。

現在６５歳らしいですから、あの頃で２１歳だったんですが、この作品の
後で作られた多くのカンフー映画で武術指導をしていたのですから、本人
が言うようにサモ・ハン・キンポー、ジャッキー・チェン、ユン・ピョウ
の仲良し三人組の中で武術家として最強なのは、サモ・ハン・キンポーで
間違いないような気がします。



そのサモ・ハン・キンポーが１１年ぶりに来日した理由は、監督と主演を
兼任した新作映画「おじいちゃんはデブゴン」のプロモーションのためで
新聞社からの取材では「年は取ったけど元気だよ。健康であれば、仕事が
出来る。長生きして仕事がしたい」と老いを感じさせることもなく、元気
なところを見せています。



サモ・ハン・キンポーは一時期日本に住んでいたこともあって、彼の息子
が日本人の友達が出来たと連れてきたのが金城武だったという話も意外と
知られていない事実なのです。

ジミー・ウォングが香港警察の捜査官役で主演したオーストラリアと香港
の合作映画「The Man From Hongkong 邦題（スカイハイ）」でも、冒頭で
香港の犯罪組織の逃亡者役として、エアーズロックで麻薬捜査官を相手に
立ち回りを演じていて、世代が違う人は別としてサモ・ハン・キンポーと
共演したことの無い香港のカンフースターを探す方が難しいぐらい香港の
映画には出演しているような気がします。


この映画で刑事役だった一人は、後にマッドマックスでトゥカッターになりました。

以前、香港に研修旅行で行った時にガイドに連れて行かれた宝石屋の壁に
大きなポスターが貼ってあって、この人はこのお店の常連です、香港では
とても有名なスターですと言われましたが、意地悪な私はこんな人は全然
知らないと言って、ガイドの話の腰を折ったのでした。

本当にお客だったとしてもお客のポスターを貼って、この人はこの店では
たくさんお金を使うと言って宣伝に利用するなんてことはダメでしょうと
思ったのと同時に香港人の商売に対する貪欲さを垣間見た気がしました。

そんなわけで今でも宝石店の広告に利用されているのかはわかりませんが
気の良さそうなサモ・ハン・キンポーの新作「おじいちゃんはデブゴン」
機会が合えば見てもいいかなと思います。

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