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じゃじゃ馬・ブチコ [競馬]

白毛に牛のような黒ブチが印象的な競走馬ブチコ。

父馬は日本最速で仔馬が1500勝を達成したキングカメハメハで出身は
名門社台グループのノーザンファームということで、超エリートの良血馬
さらに馬主さんがディープインパクト、マカヒキなど重賞の常連でもある
金子真人ホールディングスということで生まれも育ちも両家の子女です。

thoroughbred_buchiko.jpg

鹿毛、黒鹿毛などの毛色が大半のサラブレッドの中で珍しい白毛の容姿で
実力的にも準オープンクラス(重賞にも抽選次第で出走できる一定以上の
力を持った馬)のレベルなので、レースになればそれなりに人気のある馬
なんですが、一つ大きな欠点があるのです。


それはゲートからのスタートが大嫌いなこと。
競馬はギャンブルという側面がありますからスタートが揃わなければ競争
除外ということになり、競争馬失格になってしまいます。

昨年も二回、ゲートの下をくぐり抜けてブチコ自身も怪我をして縫合する
ことになりましたが、騎乗していたルメール騎手は骨折して、しばらくは
レースに出られないということになりましたから、笑い事ですみません。

そんなわけで満を持しての今年の初戦は京都競馬場の雅ステークスの出走
だったわけですが、またまたゲートをくぐり抜けようとして前扉を破壊し
それでもなんとか失格にならずに外枠から発走しましたが、4着に終わり
さらに2月16日くまでの出走停止とゲート再審査が決まりました。

これだけのじゃじゃ馬はなかなか存在しませんから、笑いを提供する意味
でのキャラクターとしては稀有な存在ですが、そもそもが競走馬ですから
笑いを振りまいていては仕事にならないわけです。



実力はあるのですから、そろそろ落ち着いて真面目に走って本来の仕事で
活躍をしてもらいたいものです。

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