ソン・ガンホが１０年ぶりに来日

韓国で２０１４年に公開されて、国内の映画賞の大半を受賞したヒット作
「弁護人」のプロモーションのために、韓国の演技派俳優ソン・ガンホが
来日し、記者会見を行いました。

韓国映画に全く興味のない人には全然わからない話かと思いますが今から
１０年以上前の「シュリ」で観て以来、興味のある俳優になっています。



「シュリ」では、北朝鮮から潜入した女性工作員を追い詰める韓国の諜報
部員の役を演じて、同年製作の「反則王」では、銀行員の仕事をしながら
プロレスラーに興味を持って、寂れたプロレスジムに入門した後、反則を
持ち技としてデビューするというコメディ映画に主演して、全く違う役柄
を器用に演じたソン・ガンホに興味を持ち、この人の映画を観ています。

板門店での北朝鮮と韓国の揉め事を描いた「ＪＳＡ」や韓国初の怪獣映画
「グエムル－漢江の怪物－」などの話題作には欠かせない演技派の俳優で
韓国の主要映画賞である大鐘賞の男優主演賞を３回、それと青龍映画賞の
主演男優賞を２回受賞しています。



今回、プロモーションで来日した「弁護士」は、国家保安法違反の容疑で
学生らが不当逮捕された「釜林事件」を題材にしている映画で、この事件
から人権派弁護士になったへ転身した故盧武鉉（ノ・ムヒョン）元大統領
が主人公になっている映画です。

大統領時代には意味不明の政策を推し進め、北朝鮮との融和を進めようと
していましたが、現在の朴槿恵大統領と同じく、政権末期にスキャンダル
に巻き込まれて大統領を退任後に自殺していますが、弁護士時代には強権
に怯むことなく法を守り、人権を守ることを最優先した弁護士として歴史
に残る活動をしていた人でした。



今の時期、大統領の信頼がガタ落ちの韓国ですから旬の映画だとも言える
かも知れませんので、宜しければ観てみて下さい。

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