世界が活躍の場になった・ベビーメタル

日本のメタルダンスユニット「ベビーメタル」がアイドルという枠組みに
囚われず、ヘビーメタルの曲に合わせて踊るスタイルに、従来の画一的な
ジャンル分けに違和感を感じている人たちが、新たな音の楽しみ方として
支持を広げていることによって「ベビーメタル」の活躍の場が世界規模に
広がっていることを紹介する記事をよく見るようになりました。



ヘビーメタルバンドというと、ガチガチの鋲付きの腕輪をつけてギターを
壊してみたり、ステージ上で暴れまくったり、聞いた人の感覚によっては
単調とも感じるドラムスの連打があったりして、近寄りがたいジャンルの
一つのなっているように思いますが、日本の聖飢魔Ⅱやメタリカのように
ジャンル的にはヘビーメタルでしょうが、敷居は低そうなバンドもあって
そういうグループから、よりマニアックなグループを知ってもらいたいと
いう音楽業界としての思いもあるのではないかと思います。

中にはマニアックな観客を相手にするだけで十分だと思っているバンドも
あるかも知れませんが、民謡からハードロックまで聴いてきた私のような
雑食系としては、ポリシーと言うか、目指す方向が徹底しているグループ
があって、もうちょっと他のジャンルのテイストも取り入れてみようとか
基本はヘビーメタルだけど演歌的な要素も取り入れてみたいというバンド
があっても良いんじゃないでしょうか？と思うわけで、そういう意味合い
で考えたら、ベビーメタルはいろいろな計算が綿密に行われているわけで
多くの聴衆にウケることも大切ですが、ベビーメタルを足掛かりにして、
より多くの人がジャンルの枠を超えて新たな音楽と出会って、個人の世界
が広がっていくと良いなと思います。



２０１０年に結成されて、もう６年になるわけですが各メンバーの年齢は
１７歳と１８歳ということで活動開始した頃は小学生だったわけですね。

小学生から海外のロックフェスなどに参加していれば、英語の発音なども
自然になるでしょうし、ヘビーメタルという音楽そのものの理解が深まる
のも当然なわけで、より多くのファンが支持をして、レディーガガの前座
としてアメリカツアーを行なうことも出来るようになったのでしょう。

このまま成長を続けたベビーメタルは東京オリンピックのオープニングを
飾るアーティストになっているかも知れません。

若い世代の少女たちが殻の中に籠ることなく、世界に向けて発信し続ける
ことはとても素晴らしいことだと思います。

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