ジャッキー・チェンにアカデミー名誉賞

香港出身で現在はカナダに住んで、香港・中国でも活動を続けている功夫
アクション俳優のジャッキー・チェンに対して映画科学芸術アカデミーは
アカデミー名誉賞を贈ることを決め、正式な発表がありました。



現在までの出演作品数は１５０本を超え、その中にはアメリカで成功した
「ラッシュアワー」シリーズも含まれています。

名誉賞に選ばれた理由は映画に主演するだけでなく、スタッフとして監督
プロデューサー、脚本家としても活躍し、素晴らしい運動能力と独創的な
スタント、無限のカリスマ性で観客を魅了したということで、賛辞の嵐と
いう感じで今までの功績を称えています。

日本での主役デビュー作は「酔拳」でしたが、ブルース・リーが主演して
世界的なヒットを記録した「燃えよドラゴン」で悪の元締めのハンが支配
する要塞島の地下牢獄での戦いの際に登場して、ブルース・リーの力強さ
の前にほんの１０秒ほどで叩きのめされる役で出演はしていました。

香港で「ポリスストーリー」などに出演していた頃、香港の闇社会組織に
上納金の要求をされたことで、アメリカに逃げて「キャノンボール」など
香港のゴールデンハーベストの資本が投入されたアメリカ映画に出演して
いましたが、ハリウッド映画からの誘いもあって本格的にハリウッド映画
にも出演するようになって、ブルース・リー亡き後のアクションスターと
してジェット・リーなどと共に世界レベルのスターになりました。



さすがに６０歳を超えて、若い頃のような命が危険に晒されるような極端
なアクションシーンはありませんが、アクション映画からは引退だと宣言
した割には、まだまだ老け込んだ役柄を演ずるわけでもなく、アクション
スターとしても健在なのは嬉しいことです。

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