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ターフの魔術師・武邦彦さん逝く [訃報・追悼]

天才と呼ばれた福永洋一元騎手のライバルとして活躍し、ターフの魔術師
と呼ばれた元騎手であり、元調教師、そして武豊・武幸四郎のスター騎手
の父親であった武邦彦氏が病気のため8月12日に亡くなりました。

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天馬と呼ばれたトウショウボーイの主戦ジョッキーとしての活躍が代表的
になっていますが、積み重ねた1000勝以上の勝ち鞍は、現在のような
レース体型が整う前のことですから、現在ほど短距離から長距離まで多く
のGⅠレースや重賞レースがなかった時代でのことですからね、その価値
はより重くなるように思います。


騎手を引退したのが1985年、調教師として厩舎を開業したのは武豊の
デビューの年ということで、騎手として一緒に走ることはなかったものの
調教師と騎手としてバンブーメモリーで親子でGⅠも勝っています。

高校生の頃(馬券を買っていたわけではありませんよ)トウショウボーイ
とテンポイント、グリーングラスのTTG対決として騒がれていた頃から
競馬に興味を持っていましたから、武邦彦元騎手の息子がデビューすると
いう話題にも割と敏感に反応していましたから、年齢的にはそんなに大差
があるわけではありませんが、武豊のデビューから注目していたのは父親
の武邦彦騎手が好きだったことも関係しています。

競走中に落馬して重度の後遺症のために騎手を引退した福永洋一元騎手の
息子である福永祐一がデビューした時には、事故によって決着がつくこと
がなかった武邦彦と福永洋一の勝負を、武豊と福永祐一が再現するという
見方もありましたが、今一つそういう流れにはなっていませんね。

いづれにしても騎手として競馬で勝ち、調教師として競馬で勝たせ、息子
を世界最高レベルの騎手に育てた武邦彦氏の功績は偉大だと思います。



告別式後には天馬トウショウボーイがお迎えに駆け付けたことでしょう。
ご冥福をお祈りいたします。

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