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天国への階段・盗作騒動 <追記あり> [音楽]

まだ続いてたのかぁ…というのが正直な感想なんですが、1971年発表
のレッド・ツェッペリンの名曲「天国への階段」のジミー・ペイジによる
印象的なイントロが、アメリカのスピリットというバンドが1967年に
発表した「トーラス」という曲と酷似していて盗作だと訴えられ、数年前
から延々と裁判が続いています。

Zep2016.jpg

曲調が似ているというのは感性の問題なので、作った本人が似ているから
盗作だと感じれば、盗作だとして裁判を起こす権利を持っていますからね
周囲の人間がどこが似ている?と思ったとしても、本人が言い張れば裁判
は終わることなく、堂々巡りを繰り返すことになると思います。


今回の裁判ではギターを弾いているジミー・ペイジ本人が、曲については
「よくあるコード進行だ」として盗作の遺志を否定し、メリーポピンズの
「チムチムチェリー」のコード進行とも似ているとして、限られる順番の
中では、コード進行が似ている程度のことは起こりうることだと説明して
早く裁判を終わらせたいという感じがありありでした。


天国への階段・レッド・ツェッペリン


スピリット・トーラス

そもそも原告は実際に曲を作った人ではなく、遺産の管財人ですからね、
曲に対する思い入れもなさそうで、なんとなく似ている曲があってそれも
世界的なヒットを飛ばしているバンドなので、もらえるものならもらおう
という事情もありそうなのが原告側というように見えてしまいます。

実際に聴いてみても似ている(全体のイメージはともかく)要素があまり
あるとは思えないのが実際のところです。

ジミー・ペイジが12弦ギターで弾いていることこそがオリジナルの証と
思ってしまうので、盗作されたと主張する側の論拠が理解できません。

追記)
6月23日にロサンゼルスの裁判所の陪審は、盗作ではないという評決を
下し、盗作裁判は終結しました。
どう聞いてもセンスの違いは明白だと思いますが、それでも裁判を起こす
という勇気だけはたいしたものだと思いました。

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