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世界一の競走馬・エイシンヒカリ [競馬]

5月24日にフランスのシャンティ競馬場で開催されたイスパーン賞GⅠ
に出走し10馬身差で勝ったエイシンヒカリ(父:ディープインパクト)
が、国際競馬統括機関連盟発表のワールドベストレースホースランキング
で世界ランク1位に認定されました。



A-shin_Hikari1606.jpg

日本の生産・調教馬ではジャスタウェイに続いて二頭目ということになり
ディープインパクトの仔としては初めてになります。(ジャスタウェイの
ハーツクライもディープインパクトもサンデーサイレンス系)


イスパーン賞は優勝しても賞金は約3,125万円で、日本からの輸送費
馬の保険料、スタッフの滞在費や人件費などを負担したら、赤字になると
思われるほどですが、儲けよりも栄誉、日本の競走馬のレベルを世界中に
知らしめることに重点を置いて、フランスのレースに参戦させた栄進堂の
オーナーの考え方は立派だと思います。

今回に限らず賞金額では凱旋門賞やドバイワールドカップ、香港国際など
ごく一部を除けば日本国内のJRAのレースの方が賞金が多く移動費など
の負担も考えたら海外競馬に出走するリスクはかなり低いにも関わらず、
金子真人氏や、キズナで凱旋門賞に出走したノースヒルズの前田氏などは
武豊騎手と同じく、日本のホースマンの矜持を示す人だと思っています。

エイシンヒカリは出走を決めていないにも関わらず、凱旋門賞の一番人気
に推されているようで、次走のロイヤルアスコットで開催のプリンスオブ
ウェールズステークスで勝つようならば登録する方向に動くのではないか
と思って見ています。

プリンスオブウェールズSは英国でも格式のあるレースで、優勝した場合
エリザベス女王から直接、表彰されるという栄誉が与えられます。

そのレースでも一番人気になっているエイシンヒカリ。
すでに凱旋門賞に登録しているマカヒキ、そして登録検討中とされている
ドゥラメンテも出走したら、凱旋門賞(今年はロンシャンからシャンティ
に競馬場が変更)においては日本調教馬の1-2-3フィニッシュも実現
するかも知れない、大きなチャンスの年になりそうです。

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島田明宏

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