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アカデミー賞の改革案 [シネマクラブ]



男優賞・女優賞などの演技部門の候補者について、昨年と今年の二年連続
白人のみがノミネートされたことに対して、マイノリティーの側から抗議
と批判の声が相次ぐ事態になったことを受けて、アカデミー賞を主催する
映画芸術科学アカデミーから改革案が発表されました。

現在のアカデミー会員約6000人の構成比として、白人の比率が94%
男性の比率が77%という事実を認め、白人以外のマイノリティーの会員
と女性の会員を二倍に増やすということです。

360人のマイノリティー会員を720人にして、1380人の女性会員
を2760人にすると、比率としては白人の比率が88%、男性の比率が
54%に下がることになりますが、白人の比率はそんなに大差があるちは
思えないですよね。


Oscar-1.jpg

Oscar-2.jpg

後、会員は一生涯投票権がありましたが、10年毎に実績に応じて更新を
していくように変更になるようで、一回だけ主演をしたものの、その後は
隠居生活みたいな人からは投票権が剥奪されるようです。

アカデミー賞の投票権は基本的にアメリカの映画産業に多大な功績・業績
のある俳優・スタッフということになっていますから、マニアックな映画
ファンでなくても、誰もが知っている俳優や監督、過去にアカデミー賞を
受賞した経歴のある脚本家や作曲家などが会員であることは間違いないと
思われますが、名簿などは公開されていません。

日本人では、坂本龍一さんや宮崎駿さんが会員だという話は聞いたことが
ありますが確証はありません。

ただ、白人偏重という批判はあっても、日本アカデミー賞のように現場の
スタッフや俳優の投票を無視して、映画会社で持ち回りにしたり、巷で噂
の大手芸能事務所のゴリ押しが当然になっているようなステイタスのない
お飾りではない部分はやはり違うと思います。

実際にファンからの評価を受けて、利益を生み出す俳優やスタッフよりも
映画会社や事務所の幹部が偉そうにしている日本は異常ですよ。

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SCREEN編集部

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