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追い詰められたレッドブル [モータースポーツ]


メルセデスにエンジンの供給を拒否され、フェラーリからはシーズン当初
ならともかく今の時点で来年の話をするのは無理だと、条件交渉すら相手
にしてもらえず、ルノーに対して尊大な態度を取ってきたツケが、来年の
F1参戦を非常に難しくしているのがレッドブルの現状です。

本来ならば2016年までは契約されていたにも関わらず、不振の原因を
全てルノーに押し付けて、四年連続でワールドチャンピオンだった時には
エンジンが優秀なのではなく、車体(シャシー)が良いから勝てたんだと
ルノーに対しての感謝を一切表さなかったレッドブルのオーナーと代表の
態度を腹に据えかねたルノーのカルロス・ゴーンの指示によってルノーは
2015年末で、レッドブルへのエンジン供給を停止が決まりました。


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レッドブル側はルノーのエンジンに対して散々の罵詈雑言を吐いていたと
いうこともあり、ルノーとの関係解消によって勝てるチームになるなどと
公言したこともあり、今の段階でルノーと再交渉することなど不可能だと
思われますので、エンジンのないレッドブルは来年参戦できません。

が、2020年までF1に参戦する契約を交わしているレッドブルは本当
に参戦しない場合は高額の違約金を支払わなければならないので、意地を
通して参戦しなければ、チーム自体が消滅することになりそうです。

そんなわけで現在はマクラーレンのみにエンジンを供給しているホンダに
レッドブルがエンジン供給を要請したというニュースがありましたが結論
としてはホンダはレッドブルに対して「ノー」と答えたようです。

今シーズンは当初の想定よりもエンジンのパフォーマンスが低く、上位の
チームと比べて一周で2秒から2.5秒遅いと言われてきましたが、最近
になって投入したエンジンはようやく想定していたレベルに近付いてきた
ような感じで、これまでマクラーレンに迷惑をかけてきたホンダエンジン
をレッドプルにも提供するのは信義に反するということで、戦闘力の向上
したエンジンはマクラーレンとの2016年に賭けたいと言う意向が反映
されているようなので、開発にあたって何も苦労していない競合チームに
エンジンを供給することはしないでしょう。

個人的には「ホンダにもチャンスを与えてやる」と上から目線のチームに
エンジンを供給する必要はないと思ってます。

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野口 義修

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