外は白い雪の夜

吉田拓郎の一昔前の名曲ですが、ご存知ですか？
ラブソングというよりは結構長い間、恋人同士として付き合ってきた男女
が愛を終わらせるという詩です。



別れを切り出す男性側と、別れを予見していた女性の心情が鮮やかに表現
されていて、同じような経験をした人も多いのではないかと思います。

結婚という一つの枠の中に入り込んでしまうと、簡単に別れようという訳
には行かないものですが、結婚しないまま長い間馴れ合いのように惰性で
付き合ってきた男女が別れるというの場合も、これはまた別の意味で色々
と問題が発生して難しいものと言うか、別れるということさえもが面倒に
なるという話もチラホラと聞き及ぶことがあります。

そんな二人の関係を清算するために、傷つけあって生きるより慰めあって
別れようというフレーズは、かなり効果的なのではないかと思います。

何事も始めるのには、とても強い動機とエネルギーを必要とするのですが
一度動き始めてしまうと、後は意外にもズルズルと続いていくのが世の中
の大部分の事象になっていて、その中でも恋愛などは特に関係を断ち切る
のが難しいものになっているのが実際のところです。

ですから、余程の一念発起をするか、逆に破滅的な出来事が起こらないと
なんだかんだと言いつつも、何年も双方が言ってはいけない言葉を吐いて
傷つき傷つけあいながらも関係を続けていくということになるわけなんで
この歌が世に出たことによって、腐れ縁に終止符を打ったカップルは結構
いたのではないかと思ったりします。

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