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「怪奇・吸血人間スネーク」という映画 [シネマクラブ]

現在も第一線で活躍するスティーブン・スピルバーグ監督の出世作である
ジョーズが大ヒットした後、動物が関係するパニック映画が過去の作品も
含めて続々と公開され、めぼしい作品が無くなった頃に公開されたのが、
タイトルに書いた「怪奇・吸血人間スネーク」でした。

内容的には、錯乱した科学者がキングコブラに魅入られ、青年にコブラの
血清を打ち続けて青年をコブラに変えてしまう、という非現実的な作品で
人間がコブラに変わる特殊メーキャップ(後にスターウォーズなどの作品
を手掛けたリック・ベイカーが担当)だけが見どころの映画でした。

なぜ、そのような駄作が公開されたのか?と言えば、この作品の製作者が
ジョーズのプロデューサーであったデイヴィッド・ブラウン、リチャード
・D・ザナックだったというだけのことで、70年代は今ほどアメリカの
B級作品は公開されていなかったので、ジョーズ関連で稼げそうな映画は
ないのか?と日本の配給会社が探して見つけ出したのが、この映画だった
わけですね。


Sssssss.jpg

アメリカで公開された時のタイトルは「Sssssss」と意味不明では
ありますが、メジャーのユニヴァーサル映画のタイトルクレジットが入る
ハリウッド作品ということになっていますので、上映時の配給費はかなり
高額だったような話を聞いたことがあります。



なぜ、このようなB級映画の話を出したのかということなんですが、今年
一部で話題になっている「ムカデ人間3」の第一作である「ムカデ人間」
の、頭のイカれた博士が醸し出す雰囲気に似ているような感じがするので
もしかしたら「ムカデ人間」の元になっているのでは?なんて思ったので
こんな映画もありますよ、と紹介してみました。

ちなみに「ムカデ人間」という映画は三人の男女を繋いでムカデ型の生物
を作り出すという破滅的な映画で、一人目の肛門と二人目の口、二人目の
肛門と三人目の口を繋いでしまうという映画で、三作目では刑務所の囚人
を全部繋げて500人でムカデ人間を作るという設定になっています。



個人的には全く観たいとは思いませんが、肛門から出る排泄物を食べて、
それが延々と500人で続いていくという内容に興奮を感じる人もいると
いうことなので、世の中、何がウケルのかわからないものですね。

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DVD&ブルーレイでーた編集部

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