南部連合旗は撤去されるべきか

アメリカのサウスカロライナ州で、黒人教会を白人至上主義者が襲撃して
９人を射殺した事件が起きた後、逮捕された男が南部連合旗を掲げる画像
が見つかったことから、数百年前の南北戦争時に制定された南部連合旗の
扱いについてアメリカ世論が割れています。



政治的な話を書くブログだと設定してしませんので、これ以上は政治の話
に言及はしませんが、南部魂の象徴として伝統を受け継ぐために必要だと
する意見がある一方で、白人至上主義者にとって奴隷制度を維持すること
を目的に戦った南北戦争の旗であり、白人至上主義者の人種差別的な考え
を鼓舞するものであるという見方があります。

個人的には、南部在住者の不屈の精神を象徴する伝統を伝える旗であると
理解しているので、旗の撤去までは必要ないと思います。



南部出身者の集まるバンドであるレーナードスキナードはコンサートの際
ステージの後方に南部連合旗を掲揚して、マイクパフォーマンスの際にも
旗を前面に押し出すようにして目立つようにしていますが、このバンドの
メンバーが差別主義者であるという話は聞いたことがありませんし、日本
でコンサートを開催するぐらいですから、白人至上主義的な危険な思想を
持っているとは思えません。



考えの根底がとても単純ではありますが、南部の出身者にとっては非常に
思い入れのある旗であることは間違いないと思いますので、臭いものに蓋
的な発想ではなく、もっと広い視野で見る必要があると思っています。

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