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ポールモーリアの音楽を聞くと [音楽]

日本での公演数の多い外国人の音楽関係者というと、今のようにアリーナ
ツアーのなかった何十年も前から日本公演を続けてきたベンチャーズとか
ポールモーリア・グランドオーケストラ、アンディ・ウィリアムスなどの
名前が上がるわけですが、もちろん現在10代・20代の人達は全く知らない
世界の話ではないかと思います。



私が初めてポールモーリアという名前を聞いたのは中学生の頃のこと。
同級生で私とは絶対に不釣り合いなのは判っていましたが、とても可愛い
女の子がいて、どういう経緯だったのかは、さすがに30年以上も前のこと
だったこともありよく思い出せないのですが、その女の子が自分でピアノ
を弾いて録音したカセットテープに、ポールモーリアの曲が何曲か入って
いたのを聞いたのがきっかけでした。


結局、恋どころか友達として付き合うことも無く、中学を卒業してからは
その消息も分からないわけですが、ポールモーリアの曲はその後も続けて
聞いていて、そんな中でも「蒼いノクターン」は一番好きな曲で、前奏の
ピアノを聞くだけで中学時代に記憶は飛びます。



音楽に造詣の深い人に言わせれば、ポールモーリアは二流以下の人で本国
でもアメリカでも売れなかったから日本で稼いでいたということてすが、
個人的にはアメリカやヨーロッパで一流と呼ばれようが、その曲によって
自分自身の気持ちが揺さぶられなかったら何にもならないわけで、私には
専門家の選ぶ一流よりも、自分自身に感動を与えてくれたポールモーリア
が大切な思い出を記憶に残してくれた音楽家です。





一つ言えることは、アメリカでは演奏家の組合が強いためアメリカ国内で
オーケストラ公演をする時には過半数をアメリカ人音楽家にしないと公演
の許可が得られないという事情があるために、繊細なフランス人の演奏家
だけでオーケストラを組織したいポールモーリアはあえてアメリカ公演を
行わなかったという話があることだけは知っておいて欲しいです。

ともかく他人の評価はともかくとして、私にとっては中学生から30代まで
いろいろな想い出と共にあるのがポールモーリアの楽曲です。

今でも何か嫌なことがあるとポールモーリアの音楽に逃避することがあり
この習性は死ぬまで治ることはないと思っていますが、誰にもそんな感じ
で想い出の音楽ってあると思います。




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