ダルビッシュが右肘側副靱帯損傷 [アクシデント]
昨年後半から右肘の炎症で戦線離脱となり、10勝7敗でシーズンを終了
したテキサス・レンジャーズのダルビッシュ・有投手が、今年最初となる
オープン戦での登板で右腕の張りを理由に1イニングで降板して、病院へ
行ってMRI検査を受けた結果が発表されました。
降板直後は、本人はそんなに大したことはないと言っていましたが検査の
結果は右肘の副靱帯の損傷という重傷で、手術を受けない場合で六週間は
ボールを投げられず、試合に出場するまでには四カ月が必要となり、手術
を受ければ、今シーズンは試合に出られないものの、来年のために準備を
進めることが出来るというのが、球団のゼネラル・マネージャーの見解で
どちらにしても開幕戦やオールスターには全く間に合わないということが
確定したということです。
ダルビッシュにしろ、昨年、故障者リスト入りした田中将大投手にしても
速球を最大の武器にしている投手の利き腕に対する負荷は相当なものだと
いうことが、故障が続くことからも確認できます。
普段からのトレーニングや実践的な理論で培ってきた技術などがあっても
時速160キロを超えるボールを投げる力は素人ではあり得ず、プロ野球
の投手でもそんなに多くはいないだけに、二人ともメジャーから招請され
主力投手として活躍の場が用意されているわけですが、その速球が自身の
体を痛めつけ、長期離脱の原因となるのですから皮肉なものです。
手術の成功率はかなり高いということですから、後はダルビッシュ投手の
決断一つにかかっているわけで、安静にして今年の後半から活動開始だと
しても、完治ではないだけに不安は残るでしょうから、手術をして万全の
状態で来年から始動という道を選びそうな気がします。
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