「ゴジラ」を観ました

アメリカ版のゴジラ…前作は韓国の済州島の映画館で観ました。

餌でおびき寄せようと鮭を積み上げたところに、しっかりと現れる魚食の
超大型イグアナがゴジラだったことに失笑を隠せず、エンタテイメントの
聖地・マジソンスクエアガーデンに大量の卵を産んだと思えば、恐ろしく
短時間で孵化をして、ヴェロキラプトルのように人々を襲うチビゴジラに
違和感を感じた怪獣映画で、この映画の怪獣がゴジラである理由はなに？
と思ったぐらいでしたが、ラストシーンでは続編があることを印象付ける
かのように新たなチビゴジラが孵化していましたが、そのままあの場面は
なかったことにされて続編が登場することはありませんでした。

そして最新作のゴジラはと言えば。
ここからはネタバレありなので、読みたくない人はここでおしまいにして
下さいね。（ラストまで書いています。）

日本の原子力発電所が謎の電磁パルスを発する「何か」によって内部から
メルトダウンを起こして倒壊する場面から物語は始まります。

事故によって妻を亡くした技師が原発事故の跡地に侵入して逮捕されたと
いう連絡を受け、アメリカ軍の爆発物処理班に所属する息子が日本に父親
を引き取りに来た際、原発跡地で密かに管理されていた生命体ＭＵＴＯが
人間による管理下から覚醒し、メスのＭＵＴＯとの繁殖を求めてアメリカ
本土へと移動を始めてホノルルを壊滅状態にして、サンフランシスコへと
向かうのと同時に、ネバダ州の放射能管理施設に隔離されていたＭＵＴＯ
のメスが覚醒し、ラスベガスを破壊してサンフランシスコに向かいます。



サンフランシスコで営巣をしたＭＵＴＯの雌雄を守護神となったゴジラが
迎え撃ち、尻尾の一撃でまずはオスを仕留めます。





ＭＵＴＯが産みつけた卵塊は技師の息子によって全て焼きつくされますが
卵塊を焼かれたメスは技師の息子を追い詰めて行きます。

いよいよ追い詰められておしまいか、というところでゴジラがメスを追撃
放射能熱戦によって首がちぎれておしまいという完勝に終わります。



巨大生物に破壊しつくされたサンフランシスコの街で生存者の救出が続く
場面へと移り、闘いに疲れたゴジラが地面に崩れ落ちて眠っています。

目覚めたゴジラが海の中へと滑り込むように入り込み、そのまま海中へと
沈んで帰っていくシーンで映画は終了するわけです。



それぞれの場面、一つ一つについてなにかを書いていたら長文になるので
良かったところを簡単に書くと、放射能熱戦の描写がとても丁寧で、尻尾
から背びれへと蒼白い光が上半身へと移動して口から一気に吐き出される
シーンはゴジラの怒りの感情を表しているようで良かったです。
後、ゴジラの鳴き声もオリジナルに近くて良かったと思います。

残念な点はゴジラのテーマは一部でも良いので日本のゴジラのオリジナル
音楽を織り込むようにしてもらえたら良かったです。

著作権などの問題もあるかと思いますが、東宝が自社で作ることは困難な
規模になっているのですから、全面委託みたいな形にしてゴジラと言えば
あの音楽なのですから、そのイメージを引き継いで欲しかったですね。

後、ＭＵＴＯの造形がもうひとつだったかなとは思いますが、次回作では
モスラ・ラドン・キングギドラがＣＧ化されますので、どんな動きが再現
されるのか、とても楽しみにしています。

総論として、面白い映画でした機会があれば、また観たいです。

Godzilla
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タグ：原子力発電所 映画評 サンフランシスコ 放射能熱線 ゴジラ