SSブログ

本当に必要なの?地方議員 [日本社会の闇]


愛知県新城市の定例議会において、長田共永市議が来年で合併10周年と
なることから企画されている記念事業として10周年ベビーを望むとして
穴を開けたコンドームを配ってはどうかと発言したとして全国版でも報道
されるという低レベルな舌禍事件がありました。

osada.jpg

本人は「親しみやすい市役所になればと思い発言した。」とウケ狙いだと
言いたげですが、議員に必要なのはウケを狙う低俗なスケベ根性ではなく
物事に真摯に取り組む真面目さと法律を守り、周囲の人への影響も考えた
順法精神だと思います。


少子化を改善するという枕詞をつければ、何を言っても良いような風潮が
東京都議会を含めた地方議会であるようですが、今回の件でも頭の中には
何が詰まっているんですか?と聞きたくなるような配慮のない発言で冗談
でも良識が疑われるような発言を議会の質疑でしたというのですからバカ
に付ける薬は無いと切り捨てるべきレベルでしょう。

実際に穴の開いたコンドームで妊娠する人がいた場合、市側の責任として
出産費用や養育費を請求されたら何歳まで払うつもりなのでしょうか?
少子化を避けたいという意思があり、10周年ベビーと言っている以上は
中絶費用を出して問題解決ではありません。

実現の可能性は100%無い話だということは理解しますが、逆に言えば
絶対に採用されないような無駄話を税金で運営している議会の中で公式に
発言するような無自覚な議員は不要です。

兵庫県の野々村議員とか、東京都議会の女性蔑視議員、青森県の平川市の
ように20人の議員のうちの15人が不正選挙で逮捕されたりと地方議員
の劣化が極度に進んでいるように感じています。

でも、本当に全員がダメ人間なのかと言えば、当然そういうことではない
わけで、私の地元で活動している若手議員の人などは自分の年収まで公開
していて後ろ暗いことなどありませんし、話をしてもしっかりと市の将来
を考えて行動していて、このような人がいると地方議員は不要だと簡単に
結論付けることは出来ないわけです。

誰もが確実に議員の資質を見極める方法があれば、日本の地方議会は確実
に良くなっていくと思うんですけどね、難しい問題だと思います。

少子化論: なぜまだ結婚・出産しやすい国にならないのか少子化論: なぜまだ結婚・出産しやすい国にならないのか
松田 茂樹

子育て支援の社会学―社会化のジレンマと家族の変容 「育メン」現象の社会学: 育児・子育て参加への希望を叶えるために 少子社会日本―もうひとつの格差のゆくえ (岩波新書) 人口学への招待―少子・高齢化はどこまで解明されたか (中公新書) 「子育て」という政治少子化なのになぜ待機児童が生まれるのか? (角川SSC新書)

by G-Tools





nice!(32)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 32

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0






Copyright (c) 2013-2021 suzuran All right reserved