タイタニックと似ているポンペイ [シネマクラブ]
7日から公開が始まった映画「ポンペイ」が、大ヒット映画タイタニック
と同じような設定のディザスター映画として予想以上のヒット&話題作に
なるのでは?と映画専門誌で高評価になっています。
タイタニックが大ヒットした要因として挙げられているのは、ストーリー
の根幹に身分違いの恋愛と恋愛を妨害する悪意の力があり、その悪意には
強大な権力・財力があることで、障害があるほど恋愛感情が高まり、観客
の共感と支持を受けたことと、パニック映画としてより残酷かつリアルに
人々が苦しみ、死んでいく様子が描かれているという二点があります。
今回、公開されたポンペイではグラディエイター(剣闘士=奴隷)と商人
の令嬢との身分違いの恋を元老院議員が妨害するという設定を火山噴火の
自然災害が盛り上げるということで、タイタニックの地上版と揶揄される
映画になっています。
予告編を見る限りでは、火山灰に沈んだローマ時代の都市災害が再現され
見どころの多い映画になっている印象で、実際に観た人の映画評が一定数
出てきた段階で観るか観ないかを判断しようと思っています。
実際のポンペイは、風化による遺跡の崩壊が進んでいるために、遺跡内に
立ち入りが規制されるエリアが出来たり、一部では完全に崩落した部分も
あるために、世界に対して寄付金を募っている状態になっています。
ポンペイでは火砕流と火山灰によって亡くなった人達の遺骸が、死亡した
当時のままの姿で公開されていますが、あれは火山灰に埋もれたポンペイ
を発掘する際に、遺体があった場所が空洞(亡くなって歳月が経ち体自体
は朽ち果てて遺体の形がそのまま残っていた。)になっていたことから、
発掘前に石膏を流しこんで型どりをしたものです。
優雅でみだらなポンペイ―古代ローマ人とグラフィティの世界 本村 凌二 by G-Tools |
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