ザ・タイガースの再結成ツアー終了

１９６０年代にグループサウンズブームの中心を担った、ザ・タイガース
が４４年ぶりにオリジナルメンバーで再結成したコンサートの最終公演が
東京ドームで開催されました。

「花の首飾り」「君だけに愛を」等のヒット曲と一緒に、ザ・ビートルズ
ザ・ローリングストーンズの曲も演奏し、全国七都市で開催された再結成
コンサートの最終日ということで多くのファンが詰めかけたようですね。



以前にも書きましたが、私が幼稚園から小学生という子どもだった時代に
ブームを巻き起こした人たちということで、普通だったらそんなに記憶に
残るようなこともないでしょうが、沢田研二さんがソロ歌手として成功し
岸部一徳さんや岸部シローさんが役者としても活躍していたことで、過去
のグループとして消えることなく名前が残っていったと思います。

今回のツアーはオリジナルメンバーの沢田研二さん、岸部一徳さん、森本
太郎さん、加橋かつみさん、瞳みのるさんで行なわれましたが、最終公演
には自己破産をして、奥さんを亡くし、重病になって車椅子生活になった
岸部四郎さんも途中参加してイエスタディを歌いました。

堺正章さんの西遊記で、とぼけた河童の沙悟浄を演じていた岸部四郎さん
が好きでしたので、あの演技が出来なくなってしまったのは悲しいですが
病に倒れても一緒のステージで歌える仲間がいるのは、とても心強いこと
ではないかと感じています。

岸部四郎さんは自己破産をした後に脳内出血を発症して視野狭さくになり
その後、再婚した奥さんを心臓発作のために亡くし、昨年のステージ後に
右足の大腿骨を骨折してしまったために、現在は介護保険施設に入院中と
いうことで、世の中の不幸を全て引き受けてしまったような状況ですが、
歌えて話せるだけ、まだ希望があるはずですので、前向きに治療を受けて
ザ・タイガースの一員として頑張って欲しいと思います。

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