昭和の作詞家・岩谷時子さん逝く [訃報・追悼]
作詞家で文化功労者の岩谷時子さん(97歳)が、肺炎のため東京都内の
病院で亡くなりました。
通夜と告別式は親族のみで行い。後日しのぶ会を開く予定のようですので
一般の人からの献花や焼香を受け付ける機会もあるかも知れません。
元々は故・越路吹雪さんのマネージャーとして越路吹雪さんが宝塚歌劇団
を退団後から行動を共にして、越路さんが歌うシャンソンを日本語に訳詞
したことから、訳詞・作詞の仕事をするようになったようです。
訳詞の作品として、関係の深い越路吹雪さんの代表曲である「愛の讃歌」
「サン・トワ・マミー」「ラストダンスは私に」等があり、作詞家として
日本レコード大賞・受賞曲の佐良直美さん「いいじゃないの幸せならば」
更に岸洋子さんの「夜明けのうた」や加山雄三さんの「君といつまでも」
郷ひろみの「男の子女の子」、ザ・ピーナッツの「恋のバカンス」等など
昭和の歌謡史に残る名曲・楽曲が多数あります。
昭和の思い出を彩る楽曲を残して、また一人昭和の伝承者が逝きました。
岩谷時子さんのご冥福をお祈りいたします。
愛の讃歌~岩谷時子 作品集 | |
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愛の讃歌:越路吹雪
ふしぎなメルモ:出原千花子
恋のバカンス:ザ・ピーナッツ
夜明けのうた:岸洋子
旅人よ:加山雄三
恋の季節:ピンキーとキラーズ
サインはV:麻里圭子とリオ・アルマ
アテンションプリーズ:ザ・バーズ
君をのせて:沢田研二
裸のビーナス:郷ひろみ
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沢田研二さんの1998年のアルバム〝第六感〟の中に岩谷時子さん作詞の曲、「永遠に」「夏の陽炎」があります。もっともっと知られてもいいはずの曲です。ジュリーでなければ歌いこなせない男女の愛が昇華されたような、この世のものと思えない程美しい曲です。このような美の極致を表現された岩谷時子さんのご冥福を心より祈念申し上げます。
by mint (2013-10-30 00:53)
mintさん:
コメントありがとうございます。
沢田研二さんのファンなんですね。
シングルになっている曲は、確かに多くの人にウケルことを
前提に作られていますが、アルバムの中にはファンだから
良さが分かる曲って必ずありますよね。
そういう曲を見つけるのが、ファンの醍醐味でもありますね。
by suzuran (2013-11-03 22:42)