SSブログ

虐め問題を対岸の火事と考えるテレビ局 [日本社会の闇]


関西テレビが発表した内容によれば、関西ローカルの番組収録中にお笑い
芸人3人がそれぞれに全治一週間から二週間のけがをしたようです。

元々、お笑い番組に全く興味がないので、名前を聞いてもわかりませんが
怪我をしたのは、お笑いトリオ「GAG少年楽団」の福井俊太郎さんと、
坂本純一さん、お笑いコンビ「コマンダンテ」の安田邦祐さんの計3人で
番組の中で目隠しをして平手打ちを受け、誰の手だったかを当てるという
本当に大人が本気で考えたのか、知性と感性を疑いたくなるような企画で
怪我をしたわけです。

番組は、25日に放送予定の特別番組「SHINPUU3 奇跡の確率」
ですが平手打ちのコーナーについては放送を控えるということで、製作費
の無駄遣いであり、怪我をした人達は痛い目に遭っただけという無意味な
収録をしたことになります。

現在、日本の各地で虐めや弱者への暴力が社会問題化している中、目隠し
をして平手打ちを受けさせるなんて、虐めの実行グループには恰好の虐待
手段を教えているようなもので、虐め自殺や教師の体罰問題を大騒ぎして
伝えている放送局が自ら新たな虐めの手段を考案するなんて言語道断だと
感じますが、そのような自覚はあるのでしょうか?

お笑い芸人だろうが、ハリウッドスターだろうが、人を叩いたり殴ったり
して笑いを取るなんてことはもっとも恥ずべきことであり、人間としての
プライドや尊厳にまで影響する重大事だと思いますが、テレビ局は適当な
紋切り型の反省文を公開して幕引きしようとしているのが許し難いです。

テレビ局の裏側 (新潮新書)テレビ局の裏側 (新潮新書)
中川 勇樹

AD(アシスタントディレクター)残酷物語―テレビ業界で見た悪夢 電波利権 (新潮新書) テレビ局削減論 (新潮新書) テレビの大罪 (新潮新書) テレビ業界で働く―番組を生み、育み、売り込み、そして活かすテレビ局のキーマンたち (なるにはBOOKS)

by G-Tools


ジャパネットたかた メディアミックスショッピング
nice!(18)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

nice! 18

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0






Copyright (c) 2013-2021 suzuran All right reserved