シルク・ドゥ・ソレイユで落下死亡事故

以前は、東京ディズニーリゾートの中に常設劇場を持って公演をしていた
カナダのケベック州・モントリオールに本拠を置くエンターテインメント
集団「シルク・ドゥ・ソレイユ」の、アメリカ・ラスベガスでの常設公演
「ＫＡ（カー）」のステージで、出演者の女性がステージに転落し、死亡
したことが発表されました。

事故はラスベガスのＭＧＭグランドホテルで行われていた公演中に発生し
ワイヤで天井付近まで吊り上げられた女性が、約１５メートルの高さから
転落し、目撃した観客は演出の一部だろうと思っていたようですが、落下
した後から叫び声やうめき声が聞こえ、ステージ上の女性出演者が泣いて
いるのが聞こえて事故に気付いたようです。


フィナーレで、このような態勢で宙づりになった際に落下したようです。

事故原因は調査中となっていますが、ワイヤが切れたか、ワイヤとの接続
をしていた金具などに不備があったかぐらいしか原因が思い付かないので
設備上の不具合による、亡くなった女性には全く非のない不幸な事故だと
思いますが、女性には二人の子どもがいるそうで遺された家族にとっても
大きな存在を失ってしまったことになります。

本来なら命綱を付けるのが義務付けられているかと思いますが、ステージ
の上ではなるべく余計なものを排し、観客にスリリングなパフォーマンス
を見せるのがプロとばかりに命綱なしの危険なパフォーマンスを演じた上
事故死する例は、毎年のように繰り返され、シルク・ドゥ・ソレイユでは
初めてのようですが、サーカス団などのパフォーマンス集団全体では事故
が後を絶ちません。

命に関わるような危険な演技をする時には、プライドを捨てて命を落とす
ことのないように安全装備をしっかりとした上で、演技をしてもらいたい
と思いながらサーカスなどの演技を見ています。

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タグ：シルク・ドゥ・ソレイユ カナダ 宙吊り ラスベガス 落下事故

コメント 2

命綱なしのパフォーマンスは、人をハラハラさせてそこがいい！とゆう人もいらっしゃいますが、やはり命は何にも変えられませんよね。。。今回の事故のように家族の後々の人生にも大きな影響を与えたりすると思うので！命綱はちゃんとしてほしいですね。ほんとにT^T
by みか (2013-07-02 02:53) 

みかさん：
コメントありがとうございます。

スリルとサスペンスは絶対的な安全性が成立していてこそ
手放しで見られるわけで、実際に目前で死ぬこともあると
いうような殺人ショーを観たいとは思いませんね。

命綱は最低の基準だと思います。
by suzuran (2013-07-08 01:18)