アントニオ猪木が維新の会から立候補

橋下共同代表の慰安婦発言と風俗活用発言、除名されながらも、いまだに
国会議員を辞職していない西村眞吾の差別発言など、女性蔑視と明治時代
に発布された大日本帝国憲法への回帰志向を強める歴史認識によって改革
どころか、カルト的な軍国主義政党であることが露呈した日本維新の会が
参議院選挙の候補者として、元スポーツ平和党党首のアントニオ猪木氏を
擁立することを発表しました。

石原慎太郎共同代表が国会内で記者会見し、参院選比例区に元参院議員の
アントニオ猪木氏を擁立すると正式に発表し、その場でアントニオ猪木氏
は、「元気ですかー！　維新への逆風を私が変えることができれば。」と
パフォーマンスを交えて意気込みを語ったそうです。

憲法改正とか、個人の人権よりも国家が優先される国家主権を主張したり
同じ政党の中には「女性は子どもを産む機械」だと発言した中山元大臣も
存在するマッチョな軍事国家を志向していることが嫌われている極右政党
が、その考えを体現したようなマッチョなアントニオ猪木氏を擁立したと
いうことで、女性票はさらに減ると私は予測します。

にも関わらず、維新の幹部は「猪木氏出馬で数十万票は上積みできる」と
計算しているようで、このような社会の動向というか、第三者的な客観的
目線で自分たちの評判・評価を見抜けない幹部がいるようでは、維新の会
は自滅の道を突き進んで、気付いた時には旧立ち上がれ日本の妖怪だけが
残っているということになりそうな気がします。

少なくとも日本維新の会が公約通りに政治を変えることなんて無理である
と多くの人は見ているはずですが、それにさえも気付いていないのか情報
分析力の無い幹部が指揮を取っている日本維新の会になっています。

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